Googleデータポータル(旧データスタジオ)を使おう!

Googleデータスタジオってなんだろう…気になるけれど、試すのは少し面倒だなぁ…なんて思ってらっしゃる方いらっしゃいませんか。

実は私もそう思っていた1人です。しかし重い腰を上げ、ようやく試してみると、「もっと早く使っておけばよかった」と思わせるような、分析に役立つ素晴らしいツールでした!

そこで今回は超初心者向けに、導入するとどのようなことができるのか、そしてどうやったらデータ連携することができるのかをご紹介したいと思います。

Googleデータポータルとは

ものすごく簡単に説明すると、手元にある数値データをもとに、わかりやすいグラフを作成してくれるツールです。

数値の羅列だけでは見えてこなかった、データの情報をグラフによって可視化してくれますので、一歩踏み込んだ分析や、第三者が見たときにわかりやすく伝えることが可能になります。

ちなみにこういったツールのことを、総称してBIツールといいます。似たような製品として、Tableau、PowerBIなどが有名です。

Googleデータスタジオは、Google アナリティクス 360 Suite 製品シリーズの1つで、Google データスタジオ 360 の無償版としてリリースされています。

主要なところだと下記のようなデータを連携できます。
※執筆時点で138種類もあります!

Googleアナリティクス
Google Search Console
Google広告
Googleスプレッドシート
Google BigQuery
MySQL
PostgreSQL
CSVファイル
そのほか多数
このような様々なデータを連携して視覚化できるのです!

データポータルで出来ること

データ連携、接続

アナリティクス、サーチコンソール、アドワーズ、YouTubeチャンネルデータなど、様々なデータと連携して美しいグラフを作ることができます。もちろんMySQLなど独自データとの連携も可能ですし、お手元にあるExcelで制作されたデータも、アップロードすることで利用可能になります。

データの変換

連携や接続したデータを、任意のデータタイプや集計方法に変更することが可能です。例えば、ただの数字でも、パーセンテージなのか、平数なのか、通貨なのかなど、指定することができます。

グラフ化

接続したデータを棒グラフ、円グラフ、表やヒートマップなど様々なグラフとして視覚化することが可能です。比較もできます。

複数人で共有が可能

作成したレポートを、様々な人と共有することができます。社内の人だけに共有したり、特定の個人のみと共有したりすることも可能です。このあたりは、スプレッドシートなどの他サービスと同様ですね。

データポータルを使うメリット

必要な情報だけをわかりやすく伝えることができる

先程の機能だけを見ても、わざわざデータスタジオを利用する必要があるのだろうか、と思われるかもしれませんね。

私も最初はそう思っていました。もしデータをクライアントに見てもらいたいのなら、アナリティクス管理画面をプリントスクリーンし、PowerPointに貼り付け、見てもらえればそれで済むじゃないか、と。

しかし、実際に使ってみて気づいたのは、「必要な情報だけをわかりやすく伝える」ことができるということでした。

例えば時間帯別のコンバージョン数をクライアントに見せる際、これまではカスタムレポートを作成し、下図のようなプリントスクリーンを貼り付けなければなりませんでした。

ですがデータスタジオでは、グラフや表をカスタマイズすることができますので、時間とコンバージョン数だけをクライアントに見せることができます。

グラフや表のサイズや形を自由に編集できる

アナリティクスの管理画面はブラウザで閲覧するために最適なUIとなっているので、うまくレポート用紙サイズに入り込まなかったりします。そうなると後はデータをCSVでダウンロードして自分でわかりやすいように、PowerPoint上で表を作成する必要がありました。

しかし、Googleデータスタジオなら、表のサイズや形を自分でカスタマイズすることができますので、レポートの形に合わせ、すっきりと情報を整理した形でデータを見てもらうことが可能になります。

データポータルのデメリット

色々できる反面、学習コストがかかります。

Google Analyticsのカスタムレポートは直感的に操作ができますが、Googleデータポータルではその反面、少し複雑になってきます。

活用シーン

様々なデータを連携できるのが魅力のデータポータルですが、利用シーンがなかなか思い浮かばないかも?
ですよね。

例えば、ECサイトですと。

月間のページビュー数、アクセス頻度の高いページ、コンバージョン、離脱数etcの情報をGoogle Analyticsから
実際の検索キーワードをGoogle SearchConsoleから
直近の受注情報や仕入れ情報をECサイトのMYSQLやPostgreSQLデータベースから
上記のような情報をひとつに集約してレポートが可能です。

また、異なるデータ同士の結合も可能になるので、GoogleAnalyticsのデータとMYSQLのデータを紐づけたり、異なるサーバにあるMYSQLデータ同士をくっつけたり、様々な集計に対応しています。

まとめ

データポータルをマスターすればアナリティクスとサーチコンソールなどを行ったり来たりして分析や解析をしなくて済むようになり、業務効率化にとても役立ちます。

しかも見やすくわかりやすいため最高です。

ぜひ使ってみてください。いや、使いましょう。

この記事を書いた人
Nippie

PC周辺.comの管理人。元家電業界人、IT業界でWEBを使ったコンサルティング経験あり。 Googleスプレッドシートを使った業務改善や、PCに関するモノによる効率化を発信します。

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